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読了:無常の月~ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン~, ラリイ・ニーヴン [読書日記]

* 無常の月~ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン~, ラリイ・ニーヴン, 小隅黎, 早川書房, 9784150121730

SF界の巨匠・ニーヴンの中短編傑作集。訳者にせんだって亡くなったはずの小隅黎がクレジットされていて一瞬驚いたが、単に新訳ではないということのよう。

7編の収録作(帝国の遺物、中性子星、太陽系辺境空域、無常の月、ホール・マン、終末も遠くない、馬を生け捕れ!)の半分以上が別の短編集などで読了済みなのだが、「ホール・マン」「馬を生け捕れ!」の2編が初読である。ほとんどこの2編のために買ったようなものだ。もっとも既読の作品も、このところニーヴンの新作を読んでいないのもあって、久しぶりにドキドキしながら楽しい読書体験でありました。いや、本当にこれは楽しい。

それから解説氏が末尾でも触れているが、現在「無常の月」は映画化の話が進行しているとのこと。それでこの短編集が編まれたということのようなのだが、ハヤカワの商売魂はともかくとして、今どきのSFXでどう映像化されるのかを楽しみにして待ちたい。


無常の月 ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン (ハヤカワ文庫SF)


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