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読了:こうして誰もいなくなった, 有栖川有栖 [読書日記]

* こうして誰もいなくなった, 有栖川有栖, KADOKAWA, 9784041115213

有栖川の非シリーズもの中短編14作を集めたアンソロジー。

表題作はもちろんクリスティの有名すぎる作品をオマージュ、というより、基本構成はそのままにえ~~~っというひねりを足したという感じか。新本格の有栖川が書けばこうなるよなあ、という予想通りの展開で読んでいて楽しい。いいですね。

それ以外の収録作はジャンルも雰囲気もかなりバラバラ。わざとなんでしょう。
個人的には冒頭の1作が、ちょっとしたお楽しみ作品みたいな感じで好み。
逆にそれ以外は個人的にはまあまあこんなものかという感じ。有栖川は基本的に全部読む方針なので、こういうのも読んでおきましょうかというのが感想です。

こうして誰もいなくなった (角川文庫)


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