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読了:動物農場 (Animal Farm), ジョージ・オーウェル [読書日記]

* 動物農場 (Animal Farm), ジョージ・オーウェル, 山形浩生, 早川書房, 9784151200878

オーウェルによる古典である。そう、古典といってよいだろう。1945年の発表である。

古典ゆえ、今の読者としてはざっくりした粗筋は知っているうえで読むわけなのだが、それでもどんどん引き込まれるストーリ構成。粗筋を知らずに読んでも、話の展開から「ははぁ」と分かるに違いない。

書かれた当時、これは現実だったのだ。(いや?今でも現実なのかもしれない。)これは人間たちの所業の愚かさについての寓話である。彼の地に限らず、これは人間の業、いつだってどこだってこういうことになってしまう危険と隣り合わせというわけだ。

「1984年」は人類の将来に振った警鐘だったように思うが、いまの人類に対して過去に学ばなければまた同じことを繰り返すと本書は警告しているのかもしれない。

動物農場〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)


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