SSブログ

読了:ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ, 三上延 [読書日記]

* ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ, 三上延, アスキー・メディアワークス, 9784048691895

ビブリアシリーズ第6弾である。なんと8年ほど積読だったのを読了。
登場人物や、彼らにまつわる事情などはおおむね記憶しているのだが、ちょっと細かい事件のあれこれをだいぶ忘れている気がしたのだが、本書の冒頭でうまいこと説明文が加えられていて助かった。もし前作を読み飛ばしてしまっていてもOK、という心遣いでしょうか。

本作では、太宰治の稀覯本が登場。どう「稀覯」なのかわからずに皆が血眼になってそれを探す、という、一種独特の世界を垣間見つつ、これまでよりさらに輪をかけてややこしくなっていく人間関係を解きほぐしたりもつれさせたりするのを、ひたすら著者の手のひらの上で流れに沿って読んでいく、というこれまで通りの展開である。

シリーズ当初はご当地もの青春ミステリなのかと思っていたのですが、ご当地はともかく、どんどんドロドロになっていくストーリ。果たしてあと1作で着地できるのでしょうか?

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。