読了:ミステリークロック/コロッサスの鉤爪, 貴志祐介 [読書日記]
* ミステリークロック, 貴志祐介, KADOKAWA, 9784041098769
* コロッサスの鉤爪, 貴志祐介, KADOKAWA, 9784041108895
防犯コンサルタント・榎本くんシリーズの第4弾である。文庫にしたときに2分冊にしたとのことなのでまとめて良いだろう。
4編の中短編を収録。「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」。1つ目だけ50ページほどの短編で、ほかは150ページ以上の作品である。
探偵(?)側の登場人物はこのシリーズのいつものとおり、防犯コンサルタントが本業(?)の榎本くん、弁護士の純子さん、そして警視庁の鬼刑事。これもいつものことだが、いわゆる密室状況下での事件が提示され、これを最終的に榎本くんが解く、という趣向である。多少おちゃらけたわき道もあるとはいえ、基本的には如何に密室を解くか、というのがメインの話になっている。
読み終えての感想ですが・・・。
シリーズものとしてそれなりに作数を重ねているのもあって、なかなか凝った作りの密室が提示される。シリーズの特徴としてやむを得ないとはいえ、犯人側としてそこまでして密室問題にしたいのは何故?という疑問がどうしても脳裏によぎるわけです。作中でも触れられているので著者としてはそれも踏まえての執筆なのでしょうが、トリックが露呈した瞬間に実行犯が確定するというタイプの犯罪。う~ん。
まあでも読み物としては結構楽しいので、へんなことを考えずにエンタメだと思って素直にストーリーを楽しめばよいのかもしれません。だいぶ前にテレビドラマ化されたときは、ふだん連続ドラマなんてみないのについ全話見ちゃったし(笑)。
そういう意味で「コロッサスの鉤爪」は、技術的な云々も含め、楽しく読めたことは確かです。昔の洋画で見た減圧タンク?に比べると、今はだいぶ居住性は良くなっているみたいですしね。
* コロッサスの鉤爪, 貴志祐介, KADOKAWA, 9784041108895
防犯コンサルタント・榎本くんシリーズの第4弾である。文庫にしたときに2分冊にしたとのことなのでまとめて良いだろう。
4編の中短編を収録。「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」。1つ目だけ50ページほどの短編で、ほかは150ページ以上の作品である。
探偵(?)側の登場人物はこのシリーズのいつものとおり、防犯コンサルタントが本業(?)の榎本くん、弁護士の純子さん、そして警視庁の鬼刑事。これもいつものことだが、いわゆる密室状況下での事件が提示され、これを最終的に榎本くんが解く、という趣向である。多少おちゃらけたわき道もあるとはいえ、基本的には如何に密室を解くか、というのがメインの話になっている。
読み終えての感想ですが・・・。
シリーズものとしてそれなりに作数を重ねているのもあって、なかなか凝った作りの密室が提示される。シリーズの特徴としてやむを得ないとはいえ、犯人側としてそこまでして密室問題にしたいのは何故?という疑問がどうしても脳裏によぎるわけです。作中でも触れられているので著者としてはそれも踏まえての執筆なのでしょうが、トリックが露呈した瞬間に実行犯が確定するというタイプの犯罪。う~ん。
まあでも読み物としては結構楽しいので、へんなことを考えずにエンタメだと思って素直にストーリーを楽しめばよいのかもしれません。だいぶ前にテレビドラマ化されたときは、ふだん連続ドラマなんてみないのについ全話見ちゃったし(笑)。
そういう意味で「コロッサスの鉤爪」は、技術的な云々も含め、楽しく読めたことは確かです。昔の洋画で見た減圧タンク?に比べると、今はだいぶ居住性は良くなっているみたいですしね。
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