読了:巴里マカロンの謎, 米澤穂信 [読書日記]
* 巴里マカロンの謎, 米澤穂信, 東京創元社, 9784488451110
米澤の「小市民」シリーズの第4弾、短編集である。第3弾の「秋季限定栗きんとん事件」を創元推理で読んだのが2009年なので実に11年ぶりの新作てある。
メインの登場人物は例によって小佐内さんと小鳩くん。テーマはこれも例によって甘いものが絡むのだが、表題作をはじめ、それぞれ都市名があたまについている(もちろんクイーンの国名シリーズのオマージュ?なのでしょう)。甘いものにからんだ描写が(小佐内さんの行動として)事細かに描かれるのでそれを楽しむもよし、小鳩くん(彼の視点でストーリーは記述される)のジャンプした発想の独白に吹き出したり(芋粥には笑ってしまった。学校の授業って大事ですね)。
個人的には第4作品「花府シュークリームの謎」にはうなった。小佐内さんの行動力も魅力的だが、小鳩くんの何気ない書店めぐりからこう結末を持ってくるか~という、さすが米澤というところか。
楽しかったです。この調子で「冬季限定・・・」も近いうちに読めると良いですね。
米澤の「小市民」シリーズの第4弾、短編集である。第3弾の「秋季限定栗きんとん事件」を創元推理で読んだのが2009年なので実に11年ぶりの新作てある。
メインの登場人物は例によって小佐内さんと小鳩くん。テーマはこれも例によって甘いものが絡むのだが、表題作をはじめ、それぞれ都市名があたまについている(もちろんクイーンの国名シリーズのオマージュ?なのでしょう)。甘いものにからんだ描写が(小佐内さんの行動として)事細かに描かれるのでそれを楽しむもよし、小鳩くん(彼の視点でストーリーは記述される)のジャンプした発想の独白に吹き出したり(芋粥には笑ってしまった。学校の授業って大事ですね)。
個人的には第4作品「花府シュークリームの謎」にはうなった。小佐内さんの行動力も魅力的だが、小鳩くんの何気ない書店めぐりからこう結末を持ってくるか~という、さすが米澤というところか。
楽しかったです。この調子で「冬季限定・・・」も近いうちに読めると良いですね。
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