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読了:誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち (How Music Got Free), スティーヴン・ウィット [読書日記]

* 誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち (How Music Got Free), スティーヴン・ウィット, 関美和, 早川書房, 9784152096388

タイトルのとおりのドキュメンタリ本。
半年ほど積読になってたのをようやく読了。実は読み始めたモチベーションは、いきつけの本屋に先月から文庫版が並び始めたのをみて焦ったというもの・・・(汗)。ペイパーバックの単行本だが、真っ黄色の表示が目立つのと、帯紙の売り文句がなかなか刺激的。「エンターテインメント、コンテンツ、出版、著作権ビジネスに関わるすべての人、必読」「本年(注:2016年に和訳が出ています)最高のビジネス・ノンフィクション!」という感じだ。

そして読み終えての感想は、、、うーんかなり微妙であります。
最初のほうでドラマ仕立てで語られる、mp3圧縮技術に関する音質評価と標準化競争の話、はワクワクと大変面白く読めた。
・・・のですが、中盤から最後までは個人的に全く興味がない話がひたすら続いて、ほとんど全て斜め読み。米国ミュージシャンの名前と曲名の列挙(カタカナで書いてあるのもあいまって、ほとんど読む気がしない)、ユニバーサルだかコロンビアだかの音楽コンテンツ業界(とその会社のエグゼクティブの面々の)盛衰の話、CDリッピング&P2P共有するのを生きがいにしているやつら(そんな商売もんに手を出すコソ泥みたいな犯罪の手口を事細かに自慢げに詳述されてもなぁ)、そして最後にはいかにも米国っぽい法廷闘争と駆け引きの話。

帯紙に必読と書かれているような、エンタテイメント、コンテンツ、出版、著作権ビジネスに関わる人、ではない自分が読んでも合ってなかった、だけなのかも知れない。著作権保護技術には以前仕事で少し関わっていたけど、それは決して著作権ビジネスではなかった(著作権ビジネスをやっている人たちに強要されてやっていた仕事)からかもしれないですが。

誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち


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