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読了:神様ゲーム, 麻耶雄嵩 [読書日記]

* 神様ゲーム, 麻耶雄嵩, 講談社, 9784062930819

麻耶雄嵩の2005年の中編作品。いきつけの本屋に平積みになっていたのを購入。
「神様」シリーズの第1弾だという帯紙。そんなシリーズあったっけ?そもそも麻耶は超寡作で・・・と思ったが、帯紙に大々的に書かれている、この事件の恐るべき真相をあなたは正しく理解できるか?綾辻行人、などと書かれていてはつい手が伸びるというものだ。

本作の語り手は「ぼく」こと10歳の芳雄くん。クラスの仲間と結成した探偵団に属している。市内で起きている連続猫殺し事件を仲間と追うことになり、、、という導入。あーんジュヴナイルの類か?と思わせておいて、ここで隠し玉「鈴木くん」が登場。なんと鈴木くんは全知全能の神様だというのだ。このあたりからいわゆる推理小説のお約束からは逸脱し始めるが、ジュヴナイル調のお話がゆるやかにそれを包み込んでしまう。
そして終盤。これは決してジュヴナイルではない!と言い切ってよいエグイ描写を経て、事件は最終段階へ。「ぼく」はついに一つの結論に達し、、、えっ。え~。・・・(考え中)・・・えぇぇぇぇ~??!?

そうきたか。綾辻行人の帯紙の言葉、効いてます。

神様ゲーム (講談社文庫)


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