読了:燃えつきた橋 (Bridge of Ashes) ロジャー・ゼラズニイ [読書日記]
* 燃えつきた橋 (Bridge of Ashes), ロジャー・ゼラズニイ, 深町眞理子, 早川書房, 4150104611
「オクロ現象」をトピックにしているSF。1970年代後半の執筆。ゼラズニイは初読。
冒頭、ハードSFのような題材の取り上げ方のようで、そうでもなかったというのが読後感だ。
異星人による初期地球生命への干渉が語られ、それによる環境変化(地球生命にとっては環境悪化)により、最終的に異星人の望む環境をつくりあげるという。テラフォーミングを逆視点で見ている設定が面白い。時代的に、環境問題にからめて執筆した感あり。これとオクロがどう絡んでくるのか~と読み進めると、どうやらテレパス能力を持った人物の描写が延々続き、、、、その内面の葛藤、強硬環境保護団体(モデルがあるな)とのつながり、月基地への舞台転換、などいろんな要素がどんどん出てくる。
終盤にオクロがちらっと出てきて、あれあれと思っている間に終わってしまったという印象だ。もうちょっと技術的掘り下げがあったらおもしろそうだったのだが、観念的な話に最後は終始。あの謎の人物の正体は謎のままだったり、このころこういう結末がはやりだったのかしらん。
「オクロ現象」をトピックにしているSF。1970年代後半の執筆。ゼラズニイは初読。
冒頭、ハードSFのような題材の取り上げ方のようで、そうでもなかったというのが読後感だ。
異星人による初期地球生命への干渉が語られ、それによる環境変化(地球生命にとっては環境悪化)により、最終的に異星人の望む環境をつくりあげるという。テラフォーミングを逆視点で見ている設定が面白い。時代的に、環境問題にからめて執筆した感あり。これとオクロがどう絡んでくるのか~と読み進めると、どうやらテレパス能力を持った人物の描写が延々続き、、、、その内面の葛藤、強硬環境保護団体(モデルがあるな)とのつながり、月基地への舞台転換、などいろんな要素がどんどん出てくる。
終盤にオクロがちらっと出てきて、あれあれと思っている間に終わってしまったという印象だ。もうちょっと技術的掘り下げがあったらおもしろそうだったのだが、観念的な話に最後は終始。あの謎の人物の正体は謎のままだったり、このころこういう結末がはやりだったのかしらん。
2013-06-09 11:34
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