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読了:パイド・パイパー - 自由への越境 (Pied Piper) ネビル・シュート [読書日記]

* パイド・パイパー - 自由への越境 (Pied Piper), ネビル・シュート, 池央耿, 東京創元社, 448861602X

「渚にて」で超有名なシュートの冒険小説、という触れ込み。
第2次大戦のさなかにスイスからフランス経由イギリスへなんとか帰国しようとする老人と、彼と同道する訳ありの子供たちが主人公。道中でちょこちょこと起きるトラブルや、危機一髪での脱出、子供連れで遅々として進まない徒歩旅行、ある意外な協力者、そしてちょっと感動のラストへとなかなか魅せるストーリ展開です。

舞台は主にスイスとフランスだが、読者に土地勘がなくても大丈夫なように色々と説明が入っている。イギリス向けに英語で書かれたものだからかもしれませんがとても助かります。このへんの配慮はさすが。

題名の Pied Piper は、童話とかで読んだことあるかも知れませんが「ハメルーンの笛吹き」に出てくる主人公の名前。その意味の由来は、、、まあ読んでのお楽しみですかね。

ともかく話の趣旨として、人間って、頑張れば、知恵を働かせれば、あきらめなければ、相当困難な状況でも切り抜けられるんだ、という物語です(さらに語学が堪能だとなおよし)。ぜひいろんな人に読んでほしいです。

パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)


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