読了:黒い蹉跌 : 鮎川哲也のチェックメイト, 鮎川哲也 [読書日記]
* 黒い蹉跌 : 鮎川哲也のチェックメイト, 鮎川哲也, 光文社, 9784334792312
巨匠・鮎川の倒叙もの短編集である。
かつてテレビドラマの原案となったものを集めたものということである。1978年放送ということなのでさすがにテレビで見てはいないのが残念。
8編を収録。倒叙ものというと、読んでいる側からすると、この犯罪のどこからほころびが・・・というのが面白いところである。
描かれる事件はちょっと時代を感じさせるものも多いのだが、そこは時代が時代ということで、普通に割り引いて読む。これはこれで当時の風俗などがなんだかんだいって楽しい。
・・・なんですが、どうもときどき、結末に鼻白んでしまうことが。
別に犯人が失策を犯したわけでもなく、たまたま偶然が重なってつじつまが合わなくなって・・・という結末はどうなんでしょう。うーん。
読み物としては面白いのですが、ミステリとしてはどうなんでしょう。
巨匠・鮎川の倒叙もの短編集である。
かつてテレビドラマの原案となったものを集めたものということである。1978年放送ということなのでさすがにテレビで見てはいないのが残念。
8編を収録。倒叙ものというと、読んでいる側からすると、この犯罪のどこからほころびが・・・というのが面白いところである。
描かれる事件はちょっと時代を感じさせるものも多いのだが、そこは時代が時代ということで、普通に割り引いて読む。これはこれで当時の風俗などがなんだかんだいって楽しい。
・・・なんですが、どうもときどき、結末に鼻白んでしまうことが。
別に犯人が失策を犯したわけでもなく、たまたま偶然が重なってつじつまが合わなくなって・・・という結末はどうなんでしょう。うーん。
読み物としては面白いのですが、ミステリとしてはどうなんでしょう。
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