読了:図書館の殺人, 青崎有吾 [読書日記]
* 図書館の殺人, 青崎有吾, 東京創元社, 9784488443146
裏染くんシリーズの第4弾。
長編としては「体育館」「水族館」に続いての「図書館」である。
例によって神奈川県立風が丘高校の周辺で殺人事件が勃発。レギュラーメンバ-である県警の刑事をはじめ、面白おかしい面々が事件の謎に挑むのだが・・・という話。この作品も、高校生のみなさんが例によって飛ばしまくっているさまが楽しい、というのに尽きる。途中何度も吹き出しそうになりながら楽しく読み終えることができた。全体の構成も奇をてらったりすることなく、ちゃんと時間軸に沿った地の文が並んでいるので、謎に挑む(つもりの)読者側としても安心して読み進められるのだ。
本作にも、例によって「読者への挑戦」が挿入されている。これもある意味でみどころ。ちょっと都合の良すぎる偶然やら、わざとらしい伏線やら、文章で説明されても全然わからん事実とか、警察官の言動がさすがに不自然すぎるとか、突っ込みどころはいろいろとありますが、もうこれはナンセンスとライトノベルの皮をかぶせた論理パズル、ということで良さそう。
いやほんと楽しい。次作も期待してしまいます。
裏染くんシリーズの第4弾。
長編としては「体育館」「水族館」に続いての「図書館」である。
例によって神奈川県立風が丘高校の周辺で殺人事件が勃発。レギュラーメンバ-である県警の刑事をはじめ、面白おかしい面々が事件の謎に挑むのだが・・・という話。この作品も、高校生のみなさんが例によって飛ばしまくっているさまが楽しい、というのに尽きる。途中何度も吹き出しそうになりながら楽しく読み終えることができた。全体の構成も奇をてらったりすることなく、ちゃんと時間軸に沿った地の文が並んでいるので、謎に挑む(つもりの)読者側としても安心して読み進められるのだ。
本作にも、例によって「読者への挑戦」が挿入されている。これもある意味でみどころ。ちょっと都合の良すぎる偶然やら、わざとらしい伏線やら、文章で説明されても全然わからん事実とか、警察官の言動がさすがに不自然すぎるとか、突っ込みどころはいろいろとありますが、もうこれはナンセンスとライトノベルの皮をかぶせた論理パズル、ということで良さそう。
いやほんと楽しい。次作も期待してしまいます。
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