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読了:サム・ホーソーンの事件簿6 (Diagnosis: Impossible 6) エドワード・D・ホック [読書日記]

* サム・ホーソーンの事件簿6 (Diagnosis: Impossible 6), エドワード・D・ホック, 木村二郎, 東京創元社, 9784488201098

不可能犯罪ものシリーズの最終巻。作者のホックが亡くなってしまったため。
このシリーズは「あぶさん」のように、どんどん時代が進んでいくのが特徴なのだが、ついに第二次世界大戦が始まるところまでくる。残念ながら終戦前にシリーズは終わってしまうのですが。

例によって、快刀乱麻を断つがごとく、大活躍のホーソーン医師。作中で登場人物も気にしているが、こんな田舎町でそんなに年に何回も不可能犯罪が起こるはずはないのですが、もうそのあたりは開きなおりみたいなものでしょうか。ここへきてちゃんと新機軸ぽい謎解き話を提供するところが、ホックのすごいところですね。

それにしても、作者が死ぬまで連作を書きつづけると、こういうおわりかたになるのだなあ、というのを実感。合掌。

サム・ホーソーンの事件簿VI (創元推理文庫)


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