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読了:黒笑小説 東野 圭吾 [読書日記]

* 黒笑小説, 東野 圭吾, 集英社, 9784087462845

東野圭吾のかなりひねりまくりの短編集。同様の趣向の「怪笑」「毒笑」に続く3作目。

こんなの書いて良いのかなあ、と思える業界暴露系な話がじゃらじゃら出てくるのが特徴。いまとなっては直木賞作家だから問題ないのかもしれないが、以前は相当やばかったんじゃ、と思えてならない。別系統でも「名探偵の呪縛」とか、おいおいっと突っ込み入れたくなるような作品群があるし、やはり相当かわりものなのでしょう。

ちなみに中身はなかなかシュールな話に満ちあふれていて、笑えるような悲しいような感じである。トシとるとこういうのに心から笑えなくなるのかも。もっとも、私より東野のほうがトシのはずですが。


黒笑小説 (集英社文庫 ひ 15-8)


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