読了:ホームズ贋作展覧会 (A Collection of Sherlockian Mystery Stories), 各務三郎/編 [読書日記]
* ホームズ贋作展覧会 (A Collection of Sherlockian Mystery Stories), 各務三郎/編, 河出書房新社, 9784309460635
コナン・ドイルが書いたものではないシャーロックホームズものミステリを集めたもの(といいつつ、ドイル名義(!)の作品も1編含まれていますが)である。
1980年に編まれたもので、文庫は1989年初版。なかなか既に古典である。
ホームズものといっても、原作に似せて作られたものばかりかと思えばそうでもなく、例えば女王クリスティの「トミーとタペンス」ものであったり(そもそもトミーとタペンスものがホームズ&ワトソンをモチーフにしているという背景)、掌編だが深い沼な感じの暗号解読ものであったりと、そのバリエーションはとても広い。あれやこれやのそれぞれの面白さがなかなか・・・と楽しい読書タイム。
そして最後のトリに控えているのはマークトウェイン作品。他は長くて50ページほどなのだが、これだけ100ページ超とちょっと長め。楽しみ楽しみと読み始めたのだが、、、、うーん、これは。。。まだまだ開拓時代といった趣の北米大陸が舞台の作品なのだが、ちょっと趣味に合わなかったです。華麗な伏線回収という感じでもないし、あっと驚く意外な結末ということにもなっていない。だらだらと長いお話という印象しか残らなかったのだが、しかしこれは巨匠の作品であるからして、やっぱり読み手が悪いのか?うーん。
コナン・ドイルが書いたものではないシャーロックホームズものミステリを集めたもの(といいつつ、ドイル名義(!)の作品も1編含まれていますが)である。
1980年に編まれたもので、文庫は1989年初版。なかなか既に古典である。
ホームズものといっても、原作に似せて作られたものばかりかと思えばそうでもなく、例えば女王クリスティの「トミーとタペンス」ものであったり(そもそもトミーとタペンスものがホームズ&ワトソンをモチーフにしているという背景)、掌編だが深い沼な感じの暗号解読ものであったりと、そのバリエーションはとても広い。あれやこれやのそれぞれの面白さがなかなか・・・と楽しい読書タイム。
そして最後のトリに控えているのはマークトウェイン作品。他は長くて50ページほどなのだが、これだけ100ページ超とちょっと長め。楽しみ楽しみと読み始めたのだが、、、、うーん、これは。。。まだまだ開拓時代といった趣の北米大陸が舞台の作品なのだが、ちょっと趣味に合わなかったです。華麗な伏線回収という感じでもないし、あっと驚く意外な結末ということにもなっていない。だらだらと長いお話という印象しか残らなかったのだが、しかしこれは巨匠の作品であるからして、やっぱり読み手が悪いのか?うーん。
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