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読了:ホームズ連盟の事件簿 (The Casebook of Holmes League), 北原尚彦 [読書日記]

* ホームズ連盟の事件簿 (The Casebook of Holmes League), 北原尚彦, 祥伝社, 9784396342968

和製贋作ホームズものの短編集である。2014年の作品。

謎解き役として活躍するのはシャーロック・ホームズではなく、その脇役を固める面々、という趣向のもの。第2集を先に読了していて、なんとか第1集を入手したという格好である。

今回活躍するのは、ワトスン博士、ハドソン夫人、レストレード警部、バスカヴィル卿、ウィギンズ少年、それにアイリーンアドラー嬢である。作者の北原氏は筋金入りのシャーロッキアンとのことで、話のはしばしにドイル作品のオマージュやら語られざる事件やら、ものによっては語られている事件の前振り的なストーリーが絡んでくる。

これが深すぎて自分にはよく分かりきっていないところがありそうなのだが、そのあたりを追求しなくても楽しめる内容になっているのがポイント。実際、なかなか楽しめました。個人的には、第2集でのワトスン夫人の活躍譚にも引きずられたのか、ハドソン夫人の話がお気に入りです。


ホームズ連盟の事件簿 (祥伝社文庫)


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