読了:それでもデミアンは一人なのか? (Still Does Demian Have Only One Brain?), 森博嗣 [読書日記]
* それでもデミアンは一人なのか? (Still Does Demian Have Only One Brain?), 森博嗣, 講談社, 9784065145371
森博嗣のWWシリーズ第1弾。実質的に前シリーズであるWシリーズと同じ講談社タイガからのリリースである。タイトルも同系統の味にしてあるようだ。
巻頭の登場人物一覧を見てハテナと思うわけだが、読み始めてしばらくすれば(Wシリーズを読んできた読者は)ははんと思うという仕掛け。そして表題のデミアン君が登場。まずは彼についていろいろ描写されるのだが、脳内にうかぶビジュアルからなぜかSFアニメチックな雰囲気がぬぐえない。(何故?)
全編を通じて、おおむねこれまでの登場人物が三々五々顔を見せる、というのが主な趣向のよう。AIとウォーカロンと人間の関係についての議論を、これと並行して楽しむというという感じだ。最後の最後でちょっと驚きの展開があり、それについての考察が述べられたところで、いったんストーリーは幕を下ろす。
だんだん手塚治虫のライフワークのような様相を呈してきた感もあるのですが、完全に乗り掛かった舟、もうしばらく楽しませていただきましょう。
森博嗣のWWシリーズ第1弾。実質的に前シリーズであるWシリーズと同じ講談社タイガからのリリースである。タイトルも同系統の味にしてあるようだ。
巻頭の登場人物一覧を見てハテナと思うわけだが、読み始めてしばらくすれば(Wシリーズを読んできた読者は)ははんと思うという仕掛け。そして表題のデミアン君が登場。まずは彼についていろいろ描写されるのだが、脳内にうかぶビジュアルからなぜかSFアニメチックな雰囲気がぬぐえない。(何故?)
全編を通じて、おおむねこれまでの登場人物が三々五々顔を見せる、というのが主な趣向のよう。AIとウォーカロンと人間の関係についての議論を、これと並行して楽しむというという感じだ。最後の最後でちょっと驚きの展開があり、それについての考察が述べられたところで、いったんストーリーは幕を下ろす。
だんだん手塚治虫のライフワークのような様相を呈してきた感もあるのですが、完全に乗り掛かった舟、もうしばらく楽しませていただきましょう。
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